船舶登記とは
船舶に関する私法上の権利関係の公示を目的として、商法や船舶法などの規定に従ってなされる登記のことです。
バイクや自動車に対しても適用されているように、船舶にも行政監督を目的とする船舶登録の制度がありますが、船舶登記は、それらの登録制度とは制度趣旨が異なります。
これらの登録制度と登記制度を一元化している国もあるようですが、日本では船舶登記と船舶登録はそれぞれ個別の制度となっています。
また、船舶登記も私法上の権利関係を公示するための制度ですから、この点は不動産登記の制度と同じになります。そのため、船舶登記には不動産登記法の規定の多くが準用されています。
ただし、登記することができる権利は、不動産登記よりも狭く、船舶所有権、船舶賃借権、船舶抵当権のみとなっています。
司法書士は、これらの船舶登記に関しても、登記申請代理を行っています。